恋愛の自立

私の子供の頃と大人になってからの恋愛は違いました。

 

言うなれば、子供の頃の恋愛はまるで好きな人はアイドルそのもので、大人になってからの恋愛は共に過ごすというものだった。そしてこれが私の恋愛としての自立。

 

どういう恋愛の変化を辿ってきたのか、これから説明します。

 

◆子供の頃の恋愛

 

好きな人がいました。その子は元気で明るくよく笑う。私にとって、とても輝いて見える人でした。だからこそ、緊張してしまって上手く話せない。この頃の恋愛はなかなか上手くいくことはありませんでした。基本的には片想いでしたが、私にとっては学校に行ったら好きな人がいるということが活力になったので、とても満足していました。

 

実は最初は仲良くても好きになったら上手く関われなくて、気づいたらアイドルのように見ているだけになっていました。自分の中でどんどん美化されていき、近づいたら何か違うなと冷めてしまうことにも気がつきました。だから最終的には本当に見てるだけになっていました。

 

◆恋愛暗黒時代

 

恋愛から遠ざかった時期がありました。また、これが自分の恋愛にとっての転機でした。

もしかしたら、ただ現実逃避したかっただけかもしれない。この時、生まれて初めて、アイドルに熱中したのです。

ちょっとカッコつけて言って見ましたが、ただアイドルオタクになっただけです(笑)

でも、このおかげで自分にとっての好きな人はアイドルと対して変わらない感情であることに気づきました。ちなみに、アイドルも1年ちょいで熱が冷めました。

 

そうして恋愛に関する(好きな人に関する)価値観が大きく変わったのです。

 

◆大人になってからの恋愛

 

もちろん、色々あって好きな人なんてできなかった。好きな人の作り方なんてわからなかった。だから、代わりに色々なものに手を出した。ライブに行ったり、アニメをたくさん見たり、本を読んで見たり、共通の趣味の友達と遊んだり...

 

そんなある時、仲良かった女友達に告白されました。一度は断ったのですが、周りからも本人からも押されて、渋々付き合うことになりました。ただ、実際に付き合ってみるととても楽しかった。一緒にいて楽しいからもっと遊びたい、もっと会いたい。気づいたら好きになっていました。

 

この恋愛が私を変えてくれました。一緒にいて楽しい人、もっと一緒に居たいと思う人が好きな人なんだ。大切な人になるんだと気づかせてくれました。

 

これがわたしの恋愛の自立です。